男性看護師の現状調査

男性の能力を存分に発揮できる、男性看護師の需要が高い科目とは?

男性スタッフの需要が高い科目とは?

老年看護

高齢者施設は力仕事が多い現場。
看護師の主な業務はバイタルチェックや簡単な医療行為ですが、介護スタッフの仕事に携わる場合は多くあります。トイレ・食事・入浴等の日常生活の手助けはもちろん、寝たきりの方の体位変換や利用者さんを車椅子に乗せたりなど大人の全体重を支える重労働もあります。
体の自由が利かなくなった高齢者の身の回りのサポートは予想以上に大変なもの。負担が大きい業務が多いことから、体を痛めてしまう女性看護師は少なくありません。
男性看護師が活躍すれば施設全体の効率が上がり、問題となっている人員不足の解消にも繋がります。
これから高齢化社会に向けて、男性看護師の需要はもっと高まっていくでしょう。

精神科

精神科は、男性看護師の需要が最も高い科目です。
ほとんどの病院で、重症の患者さんが集まる精神病棟には男性スタッフを配置しています。その理由はとにかく体力がいる仕事だからです。
精神科の現場では、精神のコントロールが利かない患者さんが暴れだしたり殴りかかってきたりすることは珍しいことではありません。相手を完全に封じ込める力が必要なので、女性だけでこなせる仕事ではないことは一目瞭然です。
精神科は体力的にも精神的にもハードな仕事。しかし、たくさんの人に求められている非常に大切な役割です。「手に職をつけたい」「人のために自分の力をフルに活用したい」という方はぜひ視野に入れてみてはいかがでしょうか?

整形外科

ケガした患者さんの身動きをサポートしたり、リハビリを支えたりする整形外科は、精神科の次に体力がいる仕事であるといわれています。整形外科は手術が多い科目。感染症などの危険性があるため緊急度が高い手術にたくさん遭遇します。緊急オペは常に時間との戦いであるため、迅速な動きに対応できる体力が必要とされます。
そして術後すぐの患者さんは、体を動かすことができないので転倒してケガをしないようにしっかりと見守りながらサポートしなければなりません。
人を支える力と素早い動作が可能な男性看護師は、整形外科の現場で非常に頼られる存在です。

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